意欲と可能性に満ちた放課後へ

 アドラーこども学校(アド校)では、遊びとコミュニケーションを通じ、人間力を養うことを第1の目標としています。
 例えば街頭インタビューを受けた日本の子どもたちは、「たのしかった~ぁ!」、「もういちど、きたいですー」と応じてくれますが、インタビューアーは次のコメントを待ってもなかなか出てきません。何がどのように楽しかったのか、どうしてもう一度来たいと思ったのか、自分の気持ちを表現することがあまり上手とは言えないようです。

 自己概念が他律から社会律へ変わっていく小学生時代に、自分の思いを、他者に分かる言葉で表現し、他者の言葉に耳を傾ける、そのようなコミュニケーション能力を培っていくサポートをアド校では大切にします。

 とても大切な事は、子どもたち同士のもめごとやいさかいが起きた時です。アド校では状況に応じて積極的に介入します。そこで「本当はどうしてほしいの?」「どんなところがイヤだったの?」と、その子のとった行動の言語化を促します。時には「自分もそれで遊びたかったので、貸してほしかったの?」と、その子の気持ちを代弁する形で自分の本当の意図を理解してもらうサジェスチョンを行います。言葉を使って自分の意図を友達に伝えることでうまくやれる経験を積んでいきます。意地悪や独りよがりに見える言動があったときには、立場を変えてみる練習もします。
 その経験を積み重ねていくと、「その問題は自分たちで話し合って解決してね~」の一言で済むことが多くなってきます。

● 宿題サポート

学習の習慣づくりをお手伝い

・来校から4時までは机に向かう時間です。スタッフが宿題を控え目にお手伝いします。
・宿題がない日でも、本を読んだり日記を書いたりなど、一定時間机に向かうことで勉強の習慣がついていきます。

● テーマプログラム。

楽しみながら幅広く学ぶ

読書、絵画、外遊び、プリント計算学習、心について話す日(心理哲学)、夏休みなどの長期休暇の時には、空手やヨガ、クッキーづくりなどのテーマプログラムを開催します。テーマプログラムの講師は、専門家や地域の方々などで、学校の教科学習とは違った学びと出会うことで、感性や考え方を深めていきます。
テーマプログラムのない日は、子ども自身で遊びを構築します。児童図書、お絵描き、けん玉、ブロックといった遊び道具の他、箱庭療法の道具を使っていつでも箱庭を行なうことができます。教育・心理の専門家や、大学生、シニアなどが見守ります。

 

 

● 保護者サポートと連携
子育てのご相談にも対応

 ご家庭での子育ての悩みを伺ったり、保護者の方と共に子育てについて工夫しながら、協力・連携していきます。まずは保護者の方のお話をじっくりお聞きしますので、困ったことがありましたら、いつでもご相談いただけます。

 

     

 

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